■  看板作成事例 お客様に聞く - めーばる製麺

看板は店の顔、お客さんを引き寄せるものです。
今回紹介する「めーばる製麺」での事例では、沖縄の素朴な魅力にスポットを当てた作りにお客さんが吸い寄せられて大繁盛している好例です。
めーばる製麺のオーナー前原さんによる沖縄への熱い思いも含めて、どうぞ。

(写真:めーばる製麺店主 前原さん)

もくじ 
  1. 前原さんの沖縄そばに賭ける思い
  2. 「おっ沖縄っぽいな」と感じて欲しい
  3. 沖縄らしさを出す素材とは
  4. 「打ち合わせにしょっちゅう来てくれたことが、すごくよかったですね」
  5. お客さんから「いい看板だね、沖縄っぽいね」って言われます

■前原さんの沖縄そばに賭ける思い

―こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。まず最初に、前原さんの簡単なプロフィールを教えてください。


沖縄そば専門店「めーばる製麺」
沖縄から東京に出てきて25年になります。
以前は広告代理店で働いていましたが、その後、独立して沖縄そば専門店をはじめました。

沖縄には沖縄そば屋がいっぱいあります。でも、全国的には広まっていません。僕がはじめた当時は、東京には沖縄そばの専門店がありませんでした。東京で、沖縄ならではの味を広めてやろうと、勝負をかけたのが、この「めーばる製麺」なんです。
でも、最初はいろいろ大変でしたよ。

― どんなことが大変だったんですか。

一度、秋葉原で沖縄そばのお店をプロデュースしたんですが、家賃が高すぎてダメになったんです。その後、負けじと開店したのが、この店ってわけです。

僕の目標は、「沖縄そばのブームをおこすこと」、その後「定番になること」です。
数年前に、讃岐うどんのブームがありましたよね。東京にたくさんのうどん屋ができて・・・でも、今では淘汰されて「はなまるうどん」の一人勝ちのようなものです。北海道のスープカレーも同じ。
東京では、新しい味は、いったんブームになったあと、本当にいいものだけしか残らない。
僕は、沖縄そばをブームにして、知名度をあげて、最後はお客さんに選ばれて「残るもの」を目指したいんです。
そのためには、味が第一だと思っています。味の調整のために、物件を借りてから、3ヶ月以上オープンしていなかったぐらいなんです。

― すごいですね!ぜひ、沖縄そばのブームを起こしてほしいです!

最近、沖縄出身の僕の知人が、新宿に沖縄そば屋をオープンしたんですよ。これからもおいしい沖縄そばが食べられるお店が東京に増えていってくれたらいいと思うし、もっと沖縄を身近に感じてもらえたらと思っています。僕もその知人も、沖縄が大好きですから。


■「おっ沖縄っぽいな」と感じて欲しい

― では、めーばる製麺の看板について、紹介してください。


沖縄から取り寄せた赤瓦
やっぱり、第一印象で、「おっ沖縄っぽいな」と感じて欲しいな、と思ってつくりました。
沖縄のイメージを身近に感じてもらいたくて、沖縄の人が、地元の店で沖縄そば屋を食べるような雰囲気を、そのまま出したかったんです。
本体にはトタンを使ったんですが、この質感が気に入ってます。瓦がのってますが、これは沖縄から取り寄せてるんですよ。元々は黒い瓦だったんですが、これに変えたんです。赤瓦というんです。
赤瓦に合うように、トタンを持ってきて、木枠もつけました。
全体的な雰囲気が合っていると思います。


■沖縄らしさを出す素材とは

― この看板のイメージは、前原さんのなかにあったものなんですか?


何度もデザイン修正していった
最初は、明確なイメージはなかったです。
ものすごくシンプルなデザインは書きましたけど、あとは興和サインの潮田さんに相談しました。
潮田さんには、いろいろなサンプルを見せてもらいました。その中から、自分のイメージにあうものを探して、こういうのをやって欲しいという希望を出していきました。
デザインが決まってからも、2、3回修正をくりかえしてもらいました。

― どんな修正をしたんですか?

一番問題になったのは素材ですね。トタンを使う、っていうところです。
沖縄らしさを出すには、どんな素材がいいのかで悩みました。潮田さんと相談して、最終的に、木枠をつけることと、トタンを使うことにしました。
トタンは、独特な質感がありますからね。プラスチックにはない、のっぺりしていない感じ。それがいいんです。ライトを当てることによって、その質感がますます出て、うまくいきました。


この看板で、めーばる製麺の全体的なイメージが作れたと思っています。


■「打ち合わせにしょっちゅう来てくれたことが、すごくよかったですね」


― ところで、興和サインにたどり着いたきっかけはなんだったんですか?

たまたま内装屋さんに紹介してもらったんです。
問い合わせみたら、価格も安かったし、担当の潮田さんもまじめそうで、誠実そうな方だなという印象で。
実際に話してみたら、しっかりと物事を伝えることができる人だな、という印象も受けて、うちの看板をお願いしよう、と決めました。

― 実際の潮田の仕事についてはいかがでしたか。

打ち合わせのために、しょっちゅう来てくれたことが、すごくよかったですね。
トタンや木枠を決めていくときも、細かすぎるくらい細かいなあと思いました。 こっちが「もういいから」って言っても、「これはこうなんですよ」って押して、まだ押すんです。

値段のこともはっきり言ってくれたのも、よかったですね。だから、次に出す予定の店舗でも、ぜひ看板をお願いしたいなと思いました。


■ お客さんから「いい看板だね、沖縄っぽいね」って言われます

― 実際に看板を掲げてみて、お客さんからの反応はありますか。

実際、お客さんからも声をかけられますよ。「いい看板だね、沖縄っぽいね」って。
素材にこだわったのがよかったんだと思います。うちらしい。
そもそもうちは、そばの材料も、素材にこだわってるんですよ。
麺のつなぎに、灰をつかってるんです。普通のラーメンの麺は、かんすいを使っているんですが、それだと麺の味が変わっちゃうんです。みんな「灰なんか、食べれるの!?」って驚くんですけど、それが自然の味、素朴な味なんですよ。

― では最後に、今後のめーばる製麺の展望を、お聞かせいただきましょう!

もちろん、店舗を増やしていくことです。
おかげさまで順調なんで、めーばる製麺2号店、3号店も考えてますよ。ここは、けっこう人通りの少ない通りなんですけど、お客さんは来てくれています。そこは看板の力、って言っちゃってもいいでしょう。いいね、看板!

● 担当ディレクター 潮田より ●
まず、前原さんとお話をして、“店舗のコンセプトがはっきりしているな”という印象をうけました。こちらの提案にも、いいものはいい、だめなものはだめ、とはっきり答えてくださいました。前原さんのこだわりと、私の看板屋としての意見を出し合い、看板を完成させていきました。
私としては、完成した看板がお客様のイメージと違うというのが一番怖いこと。もちろんあってはならない事ですし、そんなことが無いように、先に完成イメージを作ってお見せしています。それでもやはり、実際に納品・設置するまでは緊張します。
店舗が弊社から近かったこともあり、何度も通わせていただき、「この色を使います」「素材はこれです」と直接説明させて頂きました。
その甲斐あって、納品の際には、「イメージ通りだよ。ありがとう。」という言葉をいただき大変嬉しかったです。この度は本当にありがとうございました。

■後日談
その後、めでたく2号店もオープンすることになり、新たに看板を納品させて頂きました。今後も展開が楽しみです。


「めーばる製麺」前原様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。