─手書き看板塾では、何を学び、どのような成果が得られますか? 手書き看板塾では、集客に直結する表現方法を学びます。 お客様に何をどう伝えていけば、心に響いて買ってもらえるのか、 それを考えるための手だてと情報を手に入れることができます。 ─手書き看板塾はどのような人に向いていますか? 自分の売りをつくる時の表現の仕方に困っている人に向いています。 但し、人任せにせず、自分で考えることができる人が対象です。 ─手書き看板塾の概要プログラムはどういったものですか? 3時間2回の講習を興和サインに来て受講していただきます。 詳細は、手書き看板塾を受講したお客様の声をご覧ください。 ※お客様の声の実践編はこちら。 ─手書き看板塾の受講費用は幾らですか? 手書き看板塾はお客様の状況に合わせたオーダーメイドでのご提供になります。 詳細は、お問い合わせください。手書き看板塾の問い合わせに関しては、代表の高橋が直接回答させていただきます。
■手書き看板塾で学んだお客様の声【手書き看板塾 ─ その発端】 ─カットハウスT&N(東京都八王子市) 田中 将章さんに聞く─ ![]()
![]()
田中 将章さん
創業25年になる、父の店です。これまで父が一人でやってきました。 店は駅から離れた住宅街にあり、お客様の多くは近所の方です。その大半が昔からの父の馴染み客で、比較的年配の方達です。 ─田中さんご自身の、経歴についてお聞かせください。 理容師学校を卒業後、八王子市にあるヘアサロンチェーンに就職し、系列のお店をいくつか回り、修行してきました。同じ系列店ばかりでは経験や情報が偏るので、その後、ファッショナブルなスタイルを重視する理容室に移り、現在もそこで腕を磨いています。 ─月曜日に実家のお店でハサミを握るようになった目的は? 28歳になったのを機に、自分の店を持つことを決意しました。 しかし、勤めを急に辞めて開業するより、まず実家で集客してみて、ある程度の見通しを立ててから、テナントを借りるなり、店を建てるなりすることにしました。ですから、自分の店を出すための実験として、僕自身も勤めが休みで、T&Nも休業日の月曜に営業を始めたのです。 そこで、月曜日営業を始めるにあたり、興和サインに看板を依頼しました。
─看板のリニューアルで、当初、考えたことを教えてください。 まず、新たに僕が、月曜営業するようになったことを告知する必要がありました。それに加え、営業日や営業時間、電話番号、提供するメニューの値段など、基本的な店の情報も提示しようと考えました。 以前は、ドアの上に「CUT HOUSE T&N」というサインがある以外、外からでは床屋を営業していることが、まったくわからない状態でした。 ![]()
以前のT&Nの店舗外観。正面のドアの上にあるのが、元からあった、ただ一つの看板。
T&Nの店舗の近くには、大学と高校があります。また、住宅地という立地ではありますが、通勤時には1時間に20〜30人の人が店の前を通ります。これまで父の店には来ていなかった年代層の20代から40代の方、それから学生さんに新たに来てもらえるようにしたいと考えました。 先ほどはふれませんでしたが、もう一つ、T&Nで月曜営業をすることにした理由があります。 これまで呼び込めなかった年代層のお客様に来ていただくことで、T&N全体の活性化を図りたいと考えたのです。
─興和サインに看板を頼んだ経緯を教えてください。 看板についてはインターネットで情報を収集したり、街の人気店の看板を見に行くなどしていました。しかし、他店の看板がいくらよく見えても、それをそのまま自分の店に持ってきて、合うとは思えませんでした。 そんなときに、理美容商材の卸問屋・日理が主催するセミナーで、興和サインの高橋社長が講師として看板の話をしたのです。そのセミナーに参加したのが、興和サインに出会ったきっかけです。 高橋社長の話でおもしろかったのは、データの裏付けがあったことです。われわれの仕事でもそうですが、「職人の勘で」などと言って、自分のやっていることの裏付けをなかなか説明できません。しかし、なぜそのような形や色や配置になるのか、高橋さんの話には、理論の後ろ盾があったのです。 それから、「いくら目立つ看板でも、周囲の街並みから浮いてしまってはいけない。周囲とのバランスを取りつつ、その店の情報を発信していく」という話を聞き、これなら!と思い、お願いすることにしました。 その後、診断シートを提出し、何度かやりとりを重ねました。デザイナーの矢島さんには店を見てもらい、ヒアリングを受け、現場も確認していただきました。 ![]() ![]() ![]() ![]()
矢島 大輔@couwa sign 作
ところが、そこから話がひっくり返ったのです。
![]()
興和サイン 高橋社長
いいえ。 あがってきたデザインはインパクトもあり、近所の街並みにもよく映えると思いました。ただ、けっこう大がかりなものでしたから、看板設置のコストもそれなりにかかります。 わが家にとってはけっこう値の張るものでしたが、家族でよく話し合い、このまま店がジリ貧になるなら、思い切って投資してみようということになりました。ですから、家族の中では、「この看板でいこう!」みたいな雰囲気になっていたのです。 ところが内容を詰めに高橋社長と矢島さんがいらした時、話しているうちに、社長自身が話をひっくり返したんです。 息子である僕が営業するのは週に月曜日の1日だけ。残りの6日は、これまでどおり父が店に立ちます。加えて、T&Nの営業形態はこれから変わっていくかもしれない。それなのに、大がかりな看板を設置してしまったら、なかなか掛け替えがきかなくなる。だったら今は、固定看板には大きなお金をかけず、書き換えが自由の、手作り感満載の置き看板にして、それを月曜日だけ店頭に出すようにしてはどうか。ただし、集客を図るには、置き看板に書く中身をよく錬る必要がある、というのです。 そんな僕に対して、急きょ、手書き看板の書き方講習会を興和サインで開いてくれることになったのです。
─手書き看板の書き方講習を受けられてから、実際にリニューアルされた看板はどのようなものでしたか。 新たに入れたモノとしての看板は、置き型看板が2つ、ウィンドウに置くボードが2枚です。それと、ウィンドウにもポスターカラーとキッドパスで手書きペインティングを施しました。(詳細は『手書き看板塾─その実践編』) ただ、これらの目に見えるモノとしての成果以外に、僕自身、勉強させてもらったものが、本当に大きかったと思っています。 一方で、「モノを見る目」もできてきたように思います。 これから先、T&Nでも、今回学んだ方法論をいろいろ駆使して、お客様に気持ちよく入って来てもらえる店づくりをしていくつもりです。それがまた、次に自分の店を持つときの財産にもなるのだと思います。 ![]() ![]()
完成した置き型看板。月曜の営業日だけ出して使用している。
(菅原 良子@couwa sign 作)
─看板リニューアル後、何か変化はありましたか? お客様からの評判は上々です。看板を見て、若い年代の方達からの予約や問い合わせがポツポツ入るようになりました。 また、しばらく来店されなくなっていた昔のお客様が、看板を見て懐かしく思ってくれたのか、父の営業日に整髪にいらっしゃいました。 それから母も、ご近所の人から「お兄ちゃん、がんばっているね」などと声をかけられたと言って、嬉しそうにしていました。 でも、お店として営業しているなかでお客様が来ないということは、精神的にもよくないことです。外観も、お店のアピールの仕方もリニューアルして雰囲気を変えたことで、気持ちも変わってもらえたらと思っています。
─今回、興和サインで学ばれたような「手書き看板」の方法論は、どのような人に向くと思いますか? 表現の仕方に困っている人は、ぜひ学ばれるといいと思います。 自分のお店で実現したいことがあっても、何を、どう、伝えていいのかわからない場合。それから、自分で一生懸命やってもみてもお客様からの反応があまりないような場合、ですね。 売れない以上、どこかに原因があるはずです。しかし、考えに煮詰まってしまった時に、いくら自分達だけで悩んでいても、あるいは同じ業界の中でだけ悩んでいても、同じような答えしか出てきません。 見方を変え、感じ方を変え、表現を変える。
─今後、興和サインに期待するところをお聞かせください。 自分の売りをつくる時、表現の仕方に困っている人はけっこういると思います。今回の『手書き看板塾』は、特別に開いていただいたわけですが、もしこのような機会をまた設けてもらえるなら、困っている知り合いにも紹介できると思います。 それから、『手書き看板塾』では、デザイナーの矢島さん、制作の菅原さんと共に実際に看板を創っていくプロセスを体験できたのも非常に勉強になりました。この手応えを、僕と同じような立場の人達と共有しながらやってみてもおもしろいなと感じました。 僕自身、これからもいろいろ悩みながら店づくりをしていくことになると思います。今後とも、よろしくお願いいたします。 ![]() |
|
■手書き看板塾で学んだお客様の声【手書き看板塾 ─ その実践】
─カットハウスT&N(東京都八王子市) 田中 将章さんに聞く─ ![]() (写真左から、興和サイン・菅原 良子、高橋 芳文、T&N・田中 将章さん)
─『手書き看板塾』では、どのようなプログラムが組まれていましたか? 興和サインに伺って、3時間の講習を2回受けました。 その後、日を改めて、塾の講師兼デモンストレーターを務めた、デザイナーの矢島さん、制作の菅原さんにお店に来ていただき、実際に看板を手書きするデモンストレーションを見せていただきました。 ![]() 一方的な講義ではなく、僕の店でのさまざまな課題をテーマに、ワーク形式で行われました。 ワークでは高橋社長が進行を務め、矢島さんと菅原さんにも参加していただいて、話し合ったり、課題に取り組みました。 また、折りにふれて高橋社長が話してくれることは、とても刺激になりました。看板を通して、経営のことまで目を向けさせてもらえました。 ふだん僕らは業界の中だけで物事を考えがちですが、理容業界の外から見ると、われわれのやっている仕事はこんなふうに映っているのだと、いろいろなお話の中から知ることができました。
![]()
「こういう課題に取り組むことはふだんないので、けっこうたいへん。でも、新鮮ですね」(田中さん)
初めに、どのようなコンセプトでお店をつくっていきたいのか、明確にする作業を行いました。 看板は、お店の雰囲気や営業実態と合ったものでなければダメだということで、そのため、お店づくりのコンセプトを、本当に詳細なところまで詰めて検討していきました。 僕としては、「ゆっくり、くつろいでいただく」お店を目指すことを基本に考えていました。一人に1時間半くらいゆっくり時間をかけ、カットにプラスして、フェイシャルや頭部のマッサージを取り入れたセットメニューとし、他店との差別化を図ろうと思ったのです。しかし、話し合いを重ねる中で、さらに具体的な仕掛けについても、いくつかアドバイスをいただきました。 たとえば、セットメニューにしても、フェイシャルが入っていることをあまり表に出さない。これは、メニューに書いてないサービスを提供することによって、お客様に「ここまでやってくれるんだ!」と驚いてもらうためです。このようなサプライズ的な要素を入れることで、リピートして来ていただくことにつなげていきます。 あるいは逆に、セットメニューを小分けにし、「フェイシャルマッサージだけでもどうぞ!」と看板に出すことで、初めて来店される方がお店に入りやすくなることを狙いました。
─講習の中で印象に残ったエピソードがありましたら、教えてください。 ショックだったのは、自分でセールスポイントだと思っていた点と、お客様が自分を買ってくれる理由とが、ズレていたことです。 1回目の講習の時、「お客様から見た自分はどうか」ということが問われました。それまで、お客様にそんなことを聞いてみたことはありませんでした。そこで、勤め先で僕を指名してくれるお客様に、なぜ指名してくれるのか、20人くらいの方に尋ねて回りました。 僕としては、カットの技術という答えを期待していました。ところが実際は、「話しやすい」とか「会話が楽しい」といった意見のほうが圧倒的に多かったのです。ちょっとガッカリでしたが、お客様が何を求めて来てくれているのかがわかり、貴重な体験となりました。 お店のコンセプトも同様だと思います。自分では「こういうものを提供したい」と思っていても、お客さんの視点からすると、もしかしたらマトはずれかもしれません。単に自分のやりたいことを出せばいいのではなく、一度、第三者的な視点から見ることが大切だと実感しました。 少しでも多くのお客様にお店に入ってもらうような看板をつくるには、自分が当然と思っていた仕事のことでも、足もとから見つめ直してみる必要があるのでしょう。
─看板に実際に表現する練習は、どのように行いましたか? 「お客様に何を伝えたいか考えてみましょう」、「キャンペーンをどう表現するか」など、具体的なテーマが与えられ、それを実際につくってみました。 自分で苦労して考えるプロセスは勉強になります。実際にやってみるまでは、自分のやりたいと思っていることをポンポン並べていけばいいと思っていました。しかし、そのやりたいことを、相手に伝わる言葉に変換したり、形として見せていくのは、ほんとうに難しいことだと痛感しました。 一緒に参加した矢島さん、菅原さんも、同じテーマで課題に取り組んでくれました。そして出来上がったものは、テーマの切り口も、コピーも、レイアウトも、ほんとうに三者三様でした。
─田中さんは月曜日だけお店に立つという変則的な営業形態です。看板にこの変則的な営業日を表現するために、どのような作戦を練ったのでしょうか? これについても時間をとっていただき、いろいろ検討しました。そして、みんなで話し合うなかで、いっそのこと「お父さん V.S. 息子」として特色を前面に打ち出したらどうだろう、という意見が出されました。 父と息子、それぞれのサービスの特色をコピーにして、イラストの近くに配置する─こんな骨格が決まりました。・・・とはいえ、実際に店の大きなウィンドウに描いたらどうなるのだろうと、少々不安にも思いました。 けれど、デモンストレーションで菅原さんに実際に描いてもらうと、 「ああ、なるほど。こういうふうになるんだ!」と、納得。 同じ内容の情報を伝えるにしても、イラストや字の配置、色、大きさなどで、ずいぶん感じが変わるものです。デモをみて、こんな楽しい感じになるんだと思いました。
──「手書き看板」に対する、今後の期待と抱負をお話しください。 実は最初に興和サインに看板を頼んだ時、お金を払ってあとは丸投げでつくってもらおうと思っていました。「手書き看板」というお話をいただいた時も、自分のやりたいことを並べて書いて、それを貼っておけばいいくらいの考えでいました。 しかし今、「手書き看板塾」でこのように学ぶ機会を与えてもらい、看板のことだけではなく、本当に多くのことを学べたことは、僕の今後の財産です。 今、うちの近所でも、1000円床屋でもつぶれる状況があります。安いからといって人が来てくれる時代ではないのだと思います。 |